2015/9/30 習作
どうも。
引導です。
先日が、脚本スクールの体験授業だったわけですが、
スクールでぼくが書いたものを載せておきます(追記に)。
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【設定】
南 優子(27)OL
寿退社が決まっていて、これから婚約者と待ち合わせて式場に打ち合わせに行くところ。
浩一とは三年前まで恋人同士だった。
藤田 浩一(29)サラリーマン
デザイン会社の営業。優子と付き合っていた頃は、デザイナー志望だったが、今は夢を捨てた。
クライアントから契約を打ち切られ帰社するところ。
タイトル『 』
◯交差点(夕)
信号待ちをしている南優子(27)。
隣に立つ藤田浩一(29)、互いの顔を見てアッとなる。
(ここから先、セリフもト書きも自由に)
タイトル『昔のままの男』
◯交差点(夕)
信号待ちをしている南優子(27)。
隣に立つ藤田浩一(29)、互いの顔を見てアッとなる。
優子「浩一じゃない。久しぶり。最初分からなかったわ」
式場のパンフレットを隠す優子。
藤田「昔よりイイ男になっただろ? 後悔しても遅いぞ」
優子「ねえ、それより、デザイナー志望だった夢はどうなったの?」
藤田「もちろん夢は叶ったさ。今ではバリバリデザイナーの仕事してるよ。もうすぐ主任さ」
信号が青になり二人歩き出す。
優子「そうなんだ。夢叶ってよかったね。私の方はボチボチかな……」
藤田「よかったら今週末どう? 久しぶりに2人で飲まない?」
藤田が名刺の裏にケータイ番号をかいて渡す。
藤田「連絡してよ。待ってるから」
走り去る藤田。
優子、名刺の裏側に『営業』とかいてあるのを見つける。
優子「あなたって昔からそういう人よね……」
優子、名刺を破り捨て、路上のゴミ箱に捨てる。
Fin