11/4習作 『駅前スカート攻防戦』
どうも。
引導です。
課題も今回で4つめですね。
枚数制限が地味にキツイ(ペラ2枚とか、3枚とかって少ない!)ので、
課題をやるたびに枚数が増えていくので、
少しずつ、表現の幅が増えていっているのが楽しいですね。
早く20枚のシナリオを書いてみたいところです。
さて、今回の課題は、『選べずに迷っている人』ということで、
話を聞くところ、
なるべく人生の岐路で迷ってるようなものを、ということでした。
夕食をカレーにするかハンバーグにするか?
というような、しょーもない迷いはダメですよ、と。
なるべくなら、オチとして『数年後…』みたいな、
選択の結果が、大きく人生を変えるような話を書きたかったのですが、
ふとネタを思いついてしまい、とりあえず書いてみました。
もっと面白そうな話が思いつけば、また書こうと思います。
というわけで、
『駅前スカート攻防戦』
『駅前スカート攻防戦』
《人物》
大山重樹(27)会社員
木村タツキ(16)女子高生
(※MはモノローグのMですよ)
◯住宅街近くの歩道(朝)
スーツ姿の大山重人(27)が生活道路を歩いている。
前の交差点を女子高生、木村タツキが横ぎる。
大山とタツキ、一瞬、目が合う。
タツキが大山に対して軽く会釈をする。会釈を返す大山。
大山M「今日は服装が乱れていたな……。寝坊でもしたのかな?」
大山、交差点を曲がり、タツキの背後を歩く。
看板に「○○駅 500m先」と書いてある。
大山、タツキの後ろ姿を見ると、制服のスカートがパンツに巻き込まれて、パンツが丸見えになっている。
大山M「どうしよう……。教えてあげた方がいいのかな? でも、毎朝同じ電車に乗っているだけで名前も知らない子だぞ?」
大山、前方のパンツを見たまま、歩く。
大山M「しかし、注意することで避けられて電車の時間変えられるのも寂しいなア」
タツキ、前方からきたおばさんに何やら声をかけられる。
おばさんにお礼をして、スカートを直すタツキ。タツキ、いきなり後ろを振り返ッて、大山の前に大股で歩いてくる。
タツキ「ずっと見てたんですか? ニヤニヤして気持ちわるい」
立ち去るタツキを呆然と見送る大山。
/了
と、いうわけで
『駅前スカート攻防戦』でした。
タイトルはあんまりマッチしてる感はないのですが、
なんとかカッコイイタイトルをつけたくなったのでコレで。
話は完全にバッドENDですが、
枚数制限が3枚と、意外にキツく、
本来はオチとして以下の内容を続けるつもりでいました。
◯交番(朝)
大山が個室に座らされて、警官に事情聴取を受けている。
大山「痴漢だなんて、そんな大それたことはしたつもりは……」
という感じで、
完全に痴漢扱いされるような話でした。
うーーむ。
可哀想ですな。
前回は、(男にとっては)予期せぬハッピーEND(見知らぬ女性に告られる)だったので、真逆を書いてみた感じです。
それではー
2015/11/4 引導