11/11改稿 『駅前スカート攻防戦』
どうも。
みなさま、おはようございます。
少し改稿しただけなので、
前のver.を読んだ人は読まなくてもいいかもしれません。
初稿は内容をガッツリかいただけで、会話文やト書きは雑だったので、
改稿では台詞や仕草を追加しました。
それらの解説的なことも最後に乗せておきました。
『駅前スカート攻防戦』
《人物》
大山重人(27)会社員
木村タツキ(16)女子高生
(※Mはモノローグ)
◯住宅街近くの歩道(朝)
スーツ姿の大山重人(27)が生活道路を歩いている。
前の交差点を女子高生、木村タツキが横ぎる。
大山とタツキ、一瞬、目が合う。
タツキが大山に対して軽く会釈をする。会釈を返す大山。
大山M「今日は服装が乱れていたな……。寝坊でもしたのかな?」
大山、交差点を曲がり、タツキの背後を歩く。
看板に「○○駅 直進500m」と書いてある。
大山、ふとタツキの後ろ姿を見ると、制服のスカートがパンツに巻き込まれて、パンツが丸見え。
大山M「どうしよう……。声をかけるべきか? でも、毎朝同じ電車に乗っているだけで名前も知らない子だぞ?」
前方のパンツを見たまま悩む大山。
大山M「でも、注意したら気をわるくして、明日から顔あわせてくれないかもなア」
タツキ、すれちがったおばさんに何やら話しかけられる。
おばさんにお礼をして、スカートを直すタツキ。
タツキ、いきなり後ろを振り返ッて、大山の方へ大股で歩いてくる。
タツキ「ずっと見てたんですか? ニヤニヤして気持ちわるい」
ハッとして口元をおさえる大山。
立ち去るタツキの後ろ姿を呆然と見送る。
/了
太文字の部分が主な改稿箇所です。
気にくわなかったトコはだいたい直したのですが、
まだ気にくわないところが残ってて、それは
看板に「○○駅 直進500m」と書いてある。
というト書きと、
大山M「今日は服装が乱れていたな……。寝坊でもしたのかな?」
という台詞です。
ト書きに関しては、
そんな看板存在すんの!?
って部分が気になってます。
それなりに駅に近い場所であることを表現したかったのですが、
ホントは踏切の音や、電車の騒音に関するト書きを書きたかったのですが、
それらの音が聞こえるほど駅に近い場所なら
人通りが多く、それでは話が成り立たないと思ったので、
割と駅から遠目の位置になってしまったのです。
台詞に関しては、
説明的すぎます。
初稿の段階での台詞というのは、ストーリーを前に進めたい一心でかくので、
イマイチ不自然な、血の通ってない台詞になりがちです(ぼくの場合は)。
なので、他の部分の台詞はすべて手をいれたのですが、
ここの部分だけはどうしても思いつきませんでした。
大山M「今日は服装が乱れていたな……。寝坊でもしたのかな?」
うーーーん。ほんとわざとらしいな、この台詞。
悪い見本だ。
みなさんはこんな下手くそな台詞かいちゃダメですぞーーー。
次からは気をつけます。