11/25習作 『酔っ払いのシンデレラ』
『酔っ払いのシンデレラ』
課題:駅(枚数5枚)
課題:駅(枚数5枚)
※2015/12/10 修正内容
・過去形で書かれているト書きがあった
・映像では映らない描写があった
(ex.)すっぱい匂い・柱の"別の日")
※言い訳をすると、どの程度がダメなのか確かめるために
わざと"すっぱい匂い"って書いてみたんですが、ちゃんと赤ペンされていました。
・シーンの〆は『セリフではなく、ト書き』。
→シーンはト書きで〆ること ※セリフで〆ない!
2015/12/10 本文、修正しました。
『酔っ払いのシンデレラ』人物
戸川巧(24)サラリーマン
内田ユカリ(23)OL◯小田急線・駅・ホーム(夜)
電車がホームに到着。
乗客はまばら。
真っ先に電車から降りるサラリーマン、戸川巧(24)が階段を駆け下りていく。
◯小田急線・駅構内・男子トイレ(夜)
トイレに戸川が飛び込んでくる。
小便器には目もくれず、個室の空きを探す。
手前の個室のドアが半開きになっていることに気づき、中に入る。
個室内には、OLの内田ユカリ(23)が床に直接すわって、便器に顔を突っ込んでいる。
個室内のすっぱい匂いに、反射的に口元を覆い、顔をしかめる戸川。
戸川「……大丈夫ですか?」
ふりむくユカリ。キツめの顔の美人だが、顔面蒼白で表情に余裕がない。
ユカリ、いきなり戸川の足に抱きつき、
ユカリ「……水」
× × ×
ペットボトルの水を飲むユカリ。
ユカリ「……もう平気」
ユカリの顔色は少しよくなっている。
ユカリ「アリガト。助かったわ。エエト……」
戸川「戸川です」
ユカリ「ありがとう、戸川さん」
ユカリが立ち上がろうとして、よろける。
彼女を抱きとめる戸川。
ユカリ「……もう平気なのよ? 酔いは収まってるの。ただ、どこかでヒールが片方、脱げて落としてきちゃったみたい」
ユカリはもう片方のヒールも脱いで、ストッキングの足で床に立つ。
ユカリ「心配しないで。家近いし、これで帰れるわ。それじゃバイバイ、戸川さん」
堂々と男子トイレから立ち去るユカリ。
◯小田急線・駅・ホーム(夜)
戸川、電車から降りホームを歩く。
ユカリの声「あの、戸川さん……ですか?」
戸川がふり返ると、そこにはユカリが。
戸川「ああ、この前の……」
ユカリ「内田ユカリです。先日はどうも、見苦しいところをお見せしました」
戸川「……きみのヒール、あのあと探して、一応駅員さんに届けておいたよ」
ユカリ、一瞬真顔で驚いて、プッと噴きだす。
ユカリ「捨てちゃいましたよ、もう」戸川、ユカリに釣られて笑う。
/了
やっちまいました。
課題提出の当日に書いてしまいました。
他の人があまり使わなさそうな場所を使いたい!
という欲求が強く、駅のコインロッカーとか、駅の工事中の部分とか、
そういう場所を使おう使おうと思い、ネタを考えていたのですが、
結局は駅のトイレに落ち着きました。
ト書きをもっとしっかり書きたいのですが、
枚数の制限があると、どうしても話を進めるのが優先(会話中心)になって、
ト書きを書き込むことができませんね。
要練習です。
2015/11/25 引導
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※2015/12/10 修正内容
・過去形で書かれているト書きがあった
・映像では映らない描写があった
(ex.)すっぱい匂い・柱の"別の日")
※言い訳をすると、どの程度がダメなのか確かめるために
わざと"すっぱい匂い"って書いてみたんですが、ちゃんと赤ペンされていました。
・シーンの〆は『セリフではなく、ト書き』。
→シーンはト書きで〆ること ※セリフで〆ない!
ver.修正前『酔っ払いのシンデレラ』人物
戸川巧(24)サラリーマン
内田ユカリ(23)OL◯小田急線・駅・ホーム(夜)
電車がホームに到着。
乗客はまばら。
真っ先に電車から降りたサラリーマン、戸川巧(24)が階段を駆け下りていく。
◯小田急線・駅構内・男子トイレ(夜)
トイレに戸川が飛び込んでくる。
小便器には目もくれず、個室の空きを探す。
手前の個室のドアが半開きになっていることに気づき、中に入る。
個室内には、OLの内田ユカリ(23)が床に直接すわって、便器に顔を突っ込んでいる。
個室内のすっぱい匂いに、反射的に口元を覆い、顔をしかめる戸川。
戸川「……大丈夫ですか?」
ふりむくユカリ。キツめの顔の美人だが、顔面蒼白で表情に余裕がない。
ユカリ、いきなり戸川の足に抱きつき、
ユカリ「……水」
× × ×
ペットボトルの水を飲むユカリ。
ユカリ「……もう平気」
ユカリの顔色は少しよくなっている。
ユカリ「アリガト。助かったわ。エエト……」
戸川「戸川です」
ユカリ「ありがとう、戸川さん」
ユカリが立ち上がろうとして、よろける。
彼女を抱きとめる戸川。
ユカリ「……もう平気なのよ? 酔いは収まってるの。ただ、どこかでヒールが片方、脱げて落としてきちゃったみたい」
ユカリはもう片方のヒールも脱いで、ストッキングの足で床に立つ。
ユカリ「心配しないで。家近いし、これで帰れるわ。それじゃバイバイ、戸川さん」
堂々と男子トイレから立ち去るユカリ。
◯別の日・小田急線・駅・ホーム(夜)
電車から降りてホームを歩く戸川。
ユカリの声「あの、戸川さん……ですか?」
戸川がふり返るとそこにはユカリが。
戸川「ああ、この前の……」
ユカリ「内田ユカリです。先日はどうも、見苦しいところをお見せしました」
戸川「……きみのヒール、あのあと探して、一応駅員さんに届けておいたよ」
ユカリ、一瞬真顔で驚いて、プッと噴きだす。
ユカリ「捨てちゃいましたよ、もう」
/了