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引導の脚本日誌

現在シナリオ勉強中!の引導のシナリオを掲載していきます

12/9習作 『高嶺のハンカチ』

『高嶺のハンカチ』

課題:ハンカチ
枚数:7枚

目標:
"小道具"をうまく使ったシナリオを書こう
 
 

 

『高嶺のハンカチ』

人物
犬飼トモヤ(20)大学生
金城ミチ(20)その友人
工藤鷹音(たかね)(21)ミチの友人



◯居酒屋「空」・全景(夜)

◯同・店内・個室(夜)
  犬飼トモヤ(20)、金城ミチ(20)、工藤鷹音(21)を含む男女6人が、
  掘りゴタツの席に男女3:3で座っている。
  6人の手には、ビールの注がれたジョッキが。

ミチ「それじゃ、期末テストも終わったことだし、今日は楽しもう。乾杯!」

一同「乾杯!」

  ミチを含む男女四人が一気飲みをしながら、盛りあがって大爆笑。
  席のスミに座る犬飼は、盛りあがる四人に加わらず、
  正面ですました顔をしている鷹音を見ている。

犬飼「……工藤鷹音ちゃん、だったよね?」
鷹音「(キッとにらみ)気安く呼ばないで。友達でもないのに」
犬飼「じゃあ、今日友達になって帰ろうよ」
 
  鷹音、わざとらしいため息。

鷹音「わるいけど。私は今日、どうしても、って金城さんに頼まれたから来ただけ。誰とも慣れ合うつもりなんてないから」


◯駅前・広場(夜)
  駅前の広場にたむろう犬飼・ミチ・鷹音を含む男女6人。
  犬飼とミチ、他の四人から離れて、

ミチ「(からかう調子で)撃沈だったね」
犬飼「おまえのせいだ」
ミチ「人のせいにするなよー」
犬飼「……お前のほうはどうだったん?」
ミチ「今からお持ち帰り」

  ブイ、とピースをするミチ、ため息をつく犬飼。吐く息が白い。
  犬飼がズボンのポケットに手を入れる。

犬飼「……あ、サイフ忘れた」


◯居酒屋「空」・店内・個室(夜)
  空席の堀りゴタツに頭をつっこみ、満足げにサイフを握りしめる犬飼。
  女性側の座席の足下にキャラクターモノのハンカチを見つける。


◯犬飼の自宅・マンションの一室(夜)
  ベッドの上であぐらをかいて、携帯で通話する犬飼。

ミチの声「聞いてみたけど、二人とも違うって。前のお客さんの忘れ物じゃないかな?」

  手でハンカチをもてあそぶ犬飼。

犬飼「そっかあ。鷹音ちゃんのだったらなあ」
ミチ「未練タラタラじゃん」
犬飼「お前こそあれきりのくせに」
ミチ「アタシは一夜のお付き合いを大切にしてるの。ハンカチはお店に届けたら?」

  犬飼、通話を切ってベッドで横になる。
  寝転がりながらハンカチの匂いをかぐ。



◯道(昼)
  道を歩く犬飼、正面から鷹音が犬の散歩をしながら歩いてくる。
  互いに視線が合い、

犬飼「やあ、工藤さん。奇遇だね」

  犬飼が手をあげるが、鷹音は無視。
  鷹音が通り過ぎようとすると、鷹音の犬が犬飼に吠え始める。

鷹音「こらっ、大福。やめなさい」

  犬が犬飼を押し倒し、犬飼のポケットからハンカチを引きずりだし、吠える。


/了

 

 

 そういうわけで、ハンカチを利用したお話を書いてみました。
 オチはあえて説明しませんが、まあたぶんこれで分かるでしょう。
 
 改稿してもいいかな? という部分は、
 幼なじみ系?サブヒロイン、ミチちゃんのキャラをムダに深く描写し、
 逆にクール系のメインヒロインたかねさんのほうはほとんど描写しなかった、という点。
 
 改稿するなら、
 ミチとの会話を削って、鷹音さんにハンカチを返す(犬に奪われる)シーンを
 もう少し足して分かりやすいように変更してもいいかなと思いました。
 
 ハンカチ=持ち主の匂い まで結びつけた発想は、
 自分的には気に入っています。
 あと犬飼くんって名前が犬とかぶってるのが失敗した
 
 最近の課題は枚数増えてきて、
 下書き提出用に清書PCに打ち込み で3時間くらいかかってます
 
2015/12/9 引導